ENGLISH

こんにちは

サポート

さらに深める生成AI:文章作成のその先へ――AIの利活用とアプリ開発

前回の記事では、生成AIへの上手な指示の出し方についてご紹介しました。

メール作成や文章の要約、議事録の整理、資料作成などは、生成AIを始めるうえで取り入れやすい使い方です。
では、そこからもう一歩進むと、どのようなことができるのでしょうか。
最近では、社内にある資料を探しやすくしたり、自社の仕事に合った便利なツールを作ったりする活用も広がっています。
前回の記事:一歩深める『生成AI』: 生成AIへの上手な指示の出し方

自社独自の規定やマニュアルについて質問ができる「RAG」
RAG(検索拡張生成)とは、AIが回答を作る際に、社内のマニュアルや規程、
各種資料などから関連する情報を探し出し、その内容をもとに回答する仕組みです。
通常の生成AIは幅広い知識を持っていますが、自社独自の規程やルールまでは把握していません。

たとえば、社員が生成AIに「育休の申請はどこからすればいい?」と質問しても、
自社の育児休業規程を知らないため、一般的な申請方法を案内することはできても、
「自社では誰に、どのような手順で申請するのか」までは正確に回答できません。

一方、RAGを活用して社内規程を参照できるようにしておけば、AIが関連する箇所を探し出し、
 「育児休業の申請は、所属長を経由して総務部(総務課)に行います。
 申請手続きの要点は次のとおりです。……(出典:産前産後育児休業規程.pdf)」
といったように、自社の資料を根拠とした回答ができるようになります。

つまりRAGを活用することで、
生成AIを「一般的なことを答えるAI」から「自社のルールや業務について質問できるAI」へと発展させることができます。
社員がフォルダを探し回ったり、詳しい担当者にその都度確認したりする手間を減らし、
社内に蓄積された知識を誰もが必要なときにすぐ活用できるようになることが、RAGの大きなメリットです。

news_1

自社の仕事に合ったツールも作れる
生成AIは、情報を探すだけでなく、仕事を進めやすくするツール作りにも活用できます。
例えば、商談内容を入力すると、議事録を作成し、次に必要な対応や関連する顧客情報を確認できる、
自社向けの営業支援ツールを作ることも可能になってきました。
これまで複数のファイルやシステムを行き来していた作業を一つにまとめることで、確認の手間や入力ミスを減らし、
営業活動をよりスムーズに進められます。
CodexやClaude Code、Google AI Studioなど、こうしたツール作りを助ける生成AIも登場しています。

実際に簡単なアプリであれば、生成AIを活用して指示をすれば作成することが可能です。
下の画像は生成AI(Codex)で作成した時計アプリの例です。
作成の指示を出すだけで、簡単なアプリケーションを作ることができます。

news_2(1)

現場の気づきを形にしやすくなる
ツール作りには、プログラミングの知識が必要だと思われがちです。
しかし、生成AIを使った開発ツールでは、「こんな機能がほしい」「この作業を一つの画面にまとめたい」と
言葉で伝えながら、試作品を作りやすくなっています。

大切なのは、難しいコードを知っていることだけではありません。

「毎月同じ内容を入力している」
「必要な資料を探すのに時間がかかる」
こうした日々の不便に気づけるのは、実際にその仕事をしている人です。
最初から大きなシステムを作る必要はありません。まずは身近な困りごとを一つ選び、小さく試すことから始められます。

ただし、AIに見せる情報の範囲や利用者の権限、作ったツールが正しく動くかは、人が確認する必要があります。
安全な使い方を理解しながら進めることが大切です。

まとめ 生成AIを仕事の改善につなげる
生成AIの技術は、今も非常に速いスピードで進化を続けています。
だからこそ、まずは身近な業務から小さく試しながら、新しい情報にも継続して目を向け、
自社に合った活用方法を見つけていくことが大切です。

ラディックスでは、生成AIの基本操作から、業務ツール作成、情報セキュリティまで学べる実践的なAI研修をご提供しています。
生成AIを文章作成だけで終わらせず、仕事の改善へもう一歩つなげたい企業様は、ぜひご相談ください。

初回の記事はこちら:いまさら聞けない『生成AI』ってなに? 身近になった最新技術をわかりやすく解説

本件についてのご相談は、次のサポート窓口までご連絡ください。
≪ テクニカルサポートセンター 0120-558-955 ≫
《受付時間》
月曜~金曜 9:00~19:00
土曜 9:00~17:00

※本記事の画像は生成AIを使用して作成しています。

前のページに戻る